大丈夫じゃないような予感がしてならないですね。
コロナワクチン、1億2000万回分供給でアストラゼネカと基本合意=厚労相
加藤勝信厚生労働相は7日夕、英アストラゼネカ<AZN.L>から1億2000万回分の新型コロナワクチンの供給を受けることで同社側と基本合意したと発表した。
加藤厚労相によると、1人分に何回の投与が必要かによるが、2回の投与が必要なら6000万人分となる。
まず来年、1─3月に3000万回分の供与を受ける。
オックスフォード大学と英アストラゼネカが開発しているこのワクチンは、アデノウイルスワクチンといわれるものです。アデノウイルスとは風邪のウイルスの一種です。これを利用してワクチンにする方法を用いていますが、これには問題点があります。
新型コロナの特徴と治療薬・ワクチン開発の現状(その2) 森下竜一阪大教授が解説
ただし、アデノウイルスそのものに毒性があって、既にイギリスのオックスフォード大学のデータ等で、発熱・風邪の症状がほぼ全員に出現している。加えて、肝毒性の問題もある。過去の遺伝子治療では、残念ながら肝機能障害で死亡した報告もあり、慎重に投与する必要がある。
また、アデノウイルスそのものの抗体が体内にできるため、2回目・3回目のワクチン投与は不可能である。ウイルスベクターワクチンを投与して抗体価が長持ちしない場合は、次回は他のタイプのワクチンに移行する必要がある。
何だかんだいって、ワクチンにしろ、治療薬にしろ、もともと人間にとっては毒になるものを用いています。この手法は、中世ヨーロッパの医化学者パラケルススに由来します。パラケルススは、水銀という毒を用いて、当時ヨーロッパで大流行していた梅毒を撃退したのです。まさに、毒を持って毒を制するというのが、西洋医学のやり方です。
ぼくも科学者のはしくれなので、よくいる西洋医学反対論者のように、この手法が完全悪だなどというつもりはありません。ただし、毒を用いることに代わりはないのですから、慎重に実用化していかなければなりません。ですから、本来薬の開発には長い期間がかかるのです。
Q33 1つのくすりを開発するのに、どれくらいの年月がかかりますか。
A 1つのくすりを開発する期間は、9~17年といわれています。研究対象となったほとんどの候補物質は、途中の段階で開発が断念されるほど、くすりの開発を成功させるのはたいへん難しいことなのです。
このコロナワクチンの開発は、どうもその慎重さに欠けているように感じてなりません。特に日本政府は、まだ東京オリンピック開催への未練があるのか、ワクチンができそうだという知らせに、喜び勇んで、ほいほい飛び付いているような姿にしか見えません。このワクチンを接種した日本人が、副作用で苦しんだら、誰が責任を取るのでしょうか。
開発会社のアストラゼネカは責任を取らないと明言しています。
「新型コロナワクチンに副作用があっても責任負わない」=アストラゼネカ
英国アストラゼネカが、各国と締結した新型コロナウイルス感染症のワクチン供給契約には、製品の副作用に対する法的責任を免除される条項が含まれていることが分かった。
(中略)
英国アストラゼネカのルード・ドーバー副社長は「各国と締結した新型コロナウイルスのワクチン供給契約には、ワクチンの副作用が発生した場合、自社が責任を負わないという内容が含まれている」と明らかにした。
じゃあ、日本政府が責任を取ってくれるのでしょうか。そこら辺を明言してくれないと、おいそれとワクチンを打つ気にはなれませんね。
ちなみに、アメリカ人の多くは、コロナワクチンを打つつもりはないようです。
先日行われたある世論調査によれば、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」のワクチンを必ず接種するつもりでいると答えた米国人は半分にとどまった。
全米を対象とするほかの複数の世論調査でも、予防接種は絶対にしないという回答が全体の4分の1から3分の1を占めている。
日本の専門家も、こんな意見を言っています。
コロナワクチンが開発されても「最低5年は打ちたくない」専門家が語る
その安全性にも疑問が残る。予防医療学が専門である新潟大学名誉教授の岡田正彦さんはこう話す。
「実際に新型コロナに有効か、副反応はあるのかなど大規模な治験を行わなければいけません。そのためには開発後の治験に数年は必要です。1年足らずで作られたワクチンは、その有効性や安全性が充分に検証できていません。薬もそうですが、国に承認されて5~10年たった後に副作用が判明し、使用禁止になるものや、効果が充分でないと評価されるものも多い。ですから、たとえ、すぐにコロナワクチンが開発されたとしても、私は最低5年、ワクチンを打ちたくありません」
コロナワクチンによる2次被害者が出ないように、あるいは出たときの責任の所在を明確にして、政府には対策に臨んでいただきたいです。
また、政府がどんなことをしようが、最終的にそれに従うかどうかは国民一人一人の判断となります。ワクチン接種を勧められた際には、ご自分でメリット・デメリットをしっかり確認した上で判断してほしいものです。
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