左翼が頑張っても旧統一教会の解散はなし



今年もあと1カ月強となりました。年を取ると、時間の経過が早く感じます。とにかく嫌な11カ月でした。最後の1カ月ぐらい良いことがありますように。

今年の大きな出来事としては、何と言っても安倍元首相の暗殺でした。事件には謎が多いのにもかかわらず、マスコミはほとんど調査報道をしません。まるで誘拐事件などの時にあるような「報道規制」をしているかのようです。

政治家も同じで、安倍元首相と同じ自民党の国会議員ですらも、真相究明のために動いている青山参議院議員以外は、この事件について語ることすらありません。青山議員の追及がなければ、安倍元首相に致命傷を与えた銃弾が発見されていないことすら表に出ませんでした。

青山議員は警察庁の人間から圧力があったと言っているくらいですから、やはりこの暗殺事件には触れられたくない秘密が隠されていることは、ほぼ間違いないのでしょう。それが何なのかは分かりませんが、政治家もマスコミもその何かに恐れをなしているのか、あるいはその何かに加担しているのか、いずれかのようです。

ただ、時間がたてばたつほどはっきり分かることは、いわゆる左翼勢力が保守勢力をつぶしにかかっているということです。旧統一教会には高額献金などの問題はあるにしても、思想的には右で、左翼勢力と戦ってきたという歴史を持っています。左翼勢力から見れば、つぶしておきたい存在ですから、チャンス到来とばかりに攻め立てています。

保守政党の自民党も、同様の理由で左翼勢力からたたかれています。それに輪をかけてひどいのが、岸田首相です。左翼勢力が背後にいるマスコミにまんまと踊らされています。自民党は完全な骨抜き状態です。こんなことをしていれば、本当に立ち直れなくなるでしょう。

むろん、野党に政権担当能力はないし、国民からも全く信頼されていないので、結局選挙をすれば自民党が勝つのですが、統一教会との接点だの、失言だの、何だのと、とにかく問題を突っつかれて政権運営がままなりません。安倍首相の頃のモリカケサクラのように何でも批判材料にして、政権を揺さぶることしかできないのが野党です。

こんなやり方は、決して国民のためにならないし、だから野党は選挙でも勝てないのですが、彼らにはこれしかないわけです。岸田首相は本来、安倍首相のように下らぬ批判は毅然と跳ねのけていたらよかったのです。しかし、最初のボタンを掛け間違えたので、もう駄目でしょう。日本としてはお先真っ暗です。

このように見てみれば、日本はやはり中国の都合のいいようになってきています。結局、ぼくが当初推理していたとおり、安倍元首相暗殺の背後には中国がいたと見たほうが合理的です。

ただし、ぼくは創価学会も中国と手を組んで事件の糸を引いていたと推理していましたが、これには最近否定的になっています。理由は、旧統一教会被害者の救済法案は、創価学会にも都合が良くないからです。ここまでにならないと思っていて誤算だったのかもしれませんが、ぼくとしてはひとまず容疑者から外しています。

ちなみに、「旧統一教会は解散させられるのか」という質問をよく受けるのですが、ぼくは「無理だろう」と答えています。やはり、幹部が刑事事件を起こしているくらいのことがないと、裁判所は認めないと思います。いくら左翼が頑張っても、裁判所までは動かせませんからね。

民事事件まで含めるという岸田首相の話が無理筋なのです。民事事件というのは、いくらでも訴訟を起こせるからです。要は巷のけんかみたいなものが民事事件です。大抵双方に非があって、どっちの非が大きいかを争うようなものなのです。

裁判所も民事事件をたくさん担当しているから、そんなことは分かっています。そんな民事事件まで宗教法人の解散の要件にはせんでしょう。まあ、たまに変な裁判官もいるので地裁レベルでは分かりませんが、最高裁判所までいけば解散命令は却下されると思います。

また、仮に裁判所が解散命令を出したとしても、それは宗教法人としての解散です。要は法人格をはく奪されるだけであって、団体としては存続し続けます。オウム真理教だってそうでした。旧統一教会を団体として解散させることはできません。単に、税制が優遇される宗教法人でなくなるだけです。

旧統一教会の被害者だと主張している人たちにとって、これでは全然恨みは晴れないんじゃないでしょうか。仮に宗教法人が解散させられても、彼らは今までと全く同じ教えを信じ、同じ活動をできるんですから。

むろん被害者救済法の出来にもよりますが、疑似科学のマインドコントロールを法律に入れるんだぁ~などとアポーンなことを言っている幼稚園児レベルの議論からは、クソの役にも立たない代物しかできんでしょう。

ともかく、あと1カ月、頑張りましょう。


“左翼が頑張っても旧統一教会の解散はなし” への2件の返信

  1. いつもありがとうございます。
    確かに、時間の過ぎる速さは年齢を重ねるごとに感じますね。このサイトだったか、年数÷時間(?)だったかでその速さがわかるとか?
    ところで月刊WiLL1月号の櫻井よし子氏と岸田首相の対談で岸田首相は「旧統一教会問題をめぐる我々の対応が正しかったかどうかは、国民が判断してくださるでしょう」と言われています。新約聖書のマタイによる福音書にはイエスを十字架につけろ!と騒ぐ民衆に対して時の長官ピラトは「あの人はいったいどんな悪事をしたのか?」と言いつつも、騒ぎ暴動になりそうな民衆を前についには「この人の血について、私には責任がない。お前たちが自分で始末するがよい」と言い放っています。その後の民衆の恐ろしい叫びは聖書にしるされていますが・・・・。ピラトに比べて岸田首相は・・・。国民の判断と言っても野党のだらしなさを考えると選挙での大敗はないでしょう。東大受験に3度失敗し首相としてまずやりたいことが「人事」ど言い放ったノンポリ首相である日本はいったいどうなるのでしょうね。

    • そんな対談があったのですね。しかし無責任な発言ですね。責任を国民に丸投げにしています。

      首相になったらまずやりたいことが「人事」にしては、人選ボロボロですね。やりたいことが大失敗しているんだから、首相失格で自ら持するべきじゃんって感じです。

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