ドラマ『半沢直樹』を見ない理由


ドラマ『半沢直樹』の続編は相変わらずの人気でしたが、僕は全く見ませんでした。前作から全く見ていません。ちなみに、妻はずっと見ています。僕が『半沢直樹』を全く見ない理由は何かというと・・・。

特にありません。関心がないから見ないだけです。そもそも僕は流行というものに関心が薄くて、世の中ではやっているから見るとか使うとか、そういう思考・行動パターンではありません。これは子どものころからです。どうしてそういう性格になってしまったのかは不明です。

ドラマや映画は、僕も好きなほうですが、そういう性格なので、見る・見ないの判断基準はあくまでも自己中心的で、自分が「面白そうだ」とか「ためになりそうだ」と思うかということだけです。

世間で話題になっているとか、偉い人が見たらいいと言っているからという理由だけでは、絶対に見ません。むろん、そういう情報を聞いて自分が「面白そうだ」とか「ためになりそうだ」と思えば見ます。自分でそう思わないのにもかかわず、話題になっているからとか何だとかという理由では決して見ないということです。

つまり、『半沢直樹』についても、周りから聞こえてくる情報で「面白そうだ」とか「ためになりそうだ」とは思えなかったということは間違えないですね。関心が湧かなかったということですね。僕が『半沢直樹』を見ない理由って、そんなもんです。取り立てて何か思想があって見ないというわけでもありません。

僕は青少年時代、時代劇が好きでした。『水戸黄門』、『必殺シリーズ』、『遠山の金さん』、『影の軍団』、『大江戸捜査網』、『桃太郎侍』、『鬼平犯科帳』などは、よく見たものです。

しかし、今は時代劇も見なくなりました。そもそも時代劇自体が少なくなったということもありますが、僕自身の関心も薄れてしまったからです。

僕が好きだった時代劇というのは、いわゆる「勧善懲悪もの」です。悪いやつらが幅を利かせて悪事を働き、善人が不幸になるのですが、最後は正義の味方が悪いやつらを懲らしめてくれて、善人が救われるという話です。胸がすかっとしていいです。

『半沢直樹』も基本的には同じでしょう。だから、見たら見たで、胸がすかっとしていいのでしょうが、まあ、見たいと思わなかったんですね。

悪いやつらがそのまま裁かれずに、善人もハッピーになれないなんていうドラマや映画は見たくないですが、かといって最近は「勧善懲悪もの」にもあまり関心が向かなくなってきました。理由の一つは「飽き」ですかね。数十年も基本的な骨組みが同じもの(勧善懲悪もの)を見ていて、飽きちゃったんだろうなと思います。

もう一つは、大人になるに連れて、現実世界が必ずしも勧善懲悪になっていないことを知って、「勧善懲悪もの」にリアリティーを感じなくなったということでしょうか。むろん、作り話なのだから必ずしもリアリティーは必要ないのですが、一度そういうことが気になりだすと、そういう視点で考えてしまうようになるものです。

例えば、一度、人の靴を気にしだすと、誰に会っても靴を見てしまって、履いている靴をもってその人の人格を判断してしまう、というようなものでしょうか。

僕は「家族もの」のドラマや映画もほとんど見ません。やはりリアリティーが気になるためです。家族なのに親子の顔が全然に似ていないと、違和感を覚えてしまいます(実の親子設定の場合)。しかも、家族全員が芸能人のように美男・美女なんて、リアリティーを感じなくて、違和感を感じてしまいます。まあ、芸能人が演じているのだから当然なのですが、気になりだすと、強烈に違和感を感じるのが人間の面白いところです。

こういう傾向は別に僕に限ったことではありません。例えば芸能人が不倫や刑事事件などを起こすと、彼ら彼女らが出演していたCM・ドラマ・映画の放送・放映が中止になることはしばしばあります。

その作品を見ていても、彼ら彼女らが起こした「リアル世界での出来事」がひも付いてきてしまい、純粋に作品を楽しめなくなるためです。夫婦円満の雰囲気のCMに不倫女優が出ていれば、その商品のイメージが変わってしまうから、スポンサーはCM放送を打ち切るというのは、人間に「気になりだしたら止まらない」という性質があるためです。

皆さんも外国に行ったときに、その国の吹き替え映画を見てみたら、僕のこの感覚はよく分かると思います。僕は韓国に行ったときに、テレビで映画『ターミネーター』を放送していたので見てみたら、アーノルド・シュワルツェネッガーが韓国語で「何とかハムニダ」とか行っているので、強烈な違和感と面白さで、コメディー映画として見てしまいました。きっとアメリカ人も日本に来て日本語吹き替え版を見たらそう思うでしょう。

まあ、僕はそういう感覚を「勧善懲悪もの」や「家族もの」の映画・ドラマで感じちゃうということです。

つらつらとくだらない話を書いてしまいました。妻から『半沢直樹』について「何でこんなに面白いのに見ないの?」と聞かれたのですが、口頭ではなかなかうまく理由を説明できなかったので、ここに書いてみました。早速妻にURLを送信します。


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