【イクメン道(1)】子どもが小さいうちは、お給料の伝授式をせよ!


家族の食卓
あまりこういうことを書くと自慢しているようで気が引けるのですが、わが家はとても幸せな家族だと思います。夫婦は円満ですし、3人の子ども(19歳、17歳、15歳)も「両親を尊敬しています」と人前で言ってくれるほど、良く育っていると思います。

「どうやったらそういう家庭を築けるんですか」と聞かれることも多いので、いろんな所で話す機会もあります。皆さまの家庭づくりの参考になればと思い、ぼくがこれまで歩んできたイクメンの道について、しばらく連載してみたいと思います。第1回は、お給料の伝授式についてです。

10年ぐらい前まで、わが家では毎月末、CDコンポから2曲の音楽が流れていました。1曲目は、CMやドラマでしばしば使用されている「威風堂々」(エルガー作曲)。タイトルは知らなくても、誰もが一度は聞いたことがある曲でしょう。講演会などで、講演者が登壇するときのBGMにも用いられる荘厳な曲です。

2曲目は、「勝利を讃える歌」(ヘンデル作曲)。こちらも、スポーツ競技の表彰式などでなじみ深い曲です。

月末の夜、私が帰宅すると、妻はすかさず「威風堂々」(参考:リンク先2:19~3:56)を流します。すると3人の子どもたち(当時、小学生ぐらい)が玄関まで飛んできて、拍手で私を迎えます。

曲は短く抜粋していますが、それでも2分弱あります。狭いわが家での玄関から今までは、15秒あれば着いてしまいます。だから、かなりグルグルと各部屋を歩き回ります。子どもたちはその後を拍手しながら歩いてきます。子どもたちを抱き上げたりしながら、曲が終わるまで行進を続けます。

曲が終わることを見計らって、居間に入ります。すると今度は「勝利を讃える歌」(参考:リンク先0:00~0:35)が始まります。私はおもむろに鞄から封筒を取り出し、妻に渡します。妻と子どもたちは深々と頭を下げます。その後、「お父さん、ありがとうございました!」と妻子が唱和し、一連のセレモニーが終わるのです。

封筒の中身は、お給料です。銀行口座へ振り込まれるお給料を、わざわざ引き出して帰ったのです。この楽しい伝授式は、音楽好きの妻が発案しました。

音楽を使えば、日常生活も感動的な映画のように演出できます。幼い子どもたちは感受性が強いので、特に効果が大きいです。おかげで私の子どもたちは、当時から「お父さんは私たちのために働いてくれている、お父さんはすごい、お父さんは偉い」と尊敬してやみませんでした。

当の私も、毎月このように歓迎されると嬉しいです。厳しい世間の荒波など吹き飛ばし、「バリバリ働くぞ!」と、心が燃えたものです。

子どもたちが大きくなった現在では、このセレモニーは行われていません。仕事が忙しくて銀行で引き出す時間が取れないことがあったり、物騒な世の中になってきたので大金を持ち歩くことに不安を感じてきたり……というような諸事情で、セレモニーは廃止されました。しかし、子どもはしっかり私を尊敬するようになったので、十分にセレモニーの使命は果たされたと思います。

子どもは、お父さんの背中を見て育ちます。その背中を広く大きく見せるためには、情熱を持って働くお父さんの姿と、それを讃えるために効果的な演出をするお母さんの知恵が必要だと思います。各家庭でいろんな工夫をして、日常生活をドラマチックにしてみてください。


【イクメン道(1)】子どもが小さいうちは、お給料の伝授式をせよ!” へのコメントが 2 点あります

  1. 子育ては、工夫によって子供の育ち方が大きく変わってくるんですね。

    両親は、「自分」のルーツです。
    その両親を尊敬できるということが、どれだけ人生で価値があって幸せで自信を持てる事かと思います。

    • 何ごとも創意工夫が大切ですね。創造力こそ人間特有のパワーです。思う存分発揮しましょう。

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