山上徹也から手紙を送られたジャーナリストが追及する「反カルトのカルト性」



安倍元首相殺害の容疑者・山上徹也が、事件直前にジャーナリストへ手紙を送っていたことが、事件後にニュースになりました。ぼくは当時、このニュースに違和感を覚えましたが、最近ようやくそれが解消されました。

ぼくが感じた違和感を説明します。まず、以下に全国紙の報道を引用します。なお、引用部分は青字にします(報道の早い順)。

産経新聞(7月17日12時37分)
安倍元首相殺害 山上容疑者手紙で示唆か 事件前に岡山から
殺人容疑で送検された無職、山上徹也容疑者(41)が事件前、安倍氏の殺害を示唆する手紙を岡山市内から島根県に住む男性に郵送したとみられることが17日、分かった。産経新聞などの取材に男性が明らかにした。(中略)男性はブログで家庭連合への批判を展開しており、自宅ポストに封筒が届いたことには13日に気付いたという。

読売新聞(7月17日16時48分)
安倍氏は「本来の敵ではないのです」…山上容疑者、旧統一教会への批判狙い銃撃か
逮捕された山上徹也容疑者(41)が事件直前、岡山市内から、安倍氏の殺害を示唆する手紙を中国地方に住む男性に送っていたことがわかった。(中略)男性は同連合の活動を批判するブログを運営している。

朝日新聞(7月17日19時05分)
安倍氏の死「政治的意味、考える余裕ない」 容疑者が事件直前に手紙
逮捕された無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が事件直前、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を恨み、安倍氏殺害をほのめかす内容の手紙を松江市の男性の自宅に送っていたことがわかった。奈良県警は17日、この手紙を押収した。男性はフリーライターで、旧統一教会に批判的な記事をブログで発信してきた。

毎日新聞(7月17日21時05分)
安倍氏殺害示唆する手紙 容疑者、事件前送付か「本来の敵ではない」
無職の山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が事件の前に、安倍氏殺害を示唆する手紙を送っていたとみられることが17日、明らかになった。(中略)手紙を受け取った松江市の男性(71)が17日、取材に明らかにした。男性は母親が信仰する宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を批判する内容のブログを運営している。

日経新聞(2022年7月18日13時53分)
安倍氏銃撃示唆する手紙、前日の岡山での演説前に投函か
無職、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が島根県の男性に送ったとみられる襲撃を示唆する手紙について、事件前日に岡山市内の安倍氏の演説会場付近から投函(とうかん)されたとみられることが18日、奈良県警への取材で分かった。県警は男性から手紙を押収し、詳しい経緯を調べている。

このように、山上容疑者が事件直後に手紙を送っていたことが分かった当初は、全国紙各社が手紙を受け取った人物に対しては「男性」とぼかしていました。テレビ局も当然、系列の全国紙に追随していました。最初にこの「男性」の実名を報じたのは日刊スポーツテレビ朝日でした。(注:末尾に追記)

日刊スポーツ(7月17日23時56分)
旧統一教会批判ブログのジャーナリスト「相談してほしかった」山上容疑者から犯行示唆の手紙
殺人容疑で送検された無職山上徹也容疑者(41)が事件前、安倍元首相の殺害を示唆する手紙を岡山市内から島根県松江市に住む男性に送っていたとみられることが17日、分かった。男性は、フリージャーナリストの米本和広氏(71)で日刊スポーツの取材に応じ、(中略)米本氏は自身のブログで旧統一教会への批判を展開し、住所も記していた。

テレ朝news(7月17日18時15分)
「のどから手が出るほど銃がほしい」銃撃前日に容疑者が送った手紙か

この日刊スポーツテレビ朝日の報道後、各新聞社・各テレビ局も米本和広氏の名前を出すようになりました。僕が覚えた違和感は、「なぜ、全国紙・テレビは、当初、米本氏の名前を報じなかったのか」ということと、「なぜ、その後、米本氏に取材をしなかったのか(取材をしたとしても、なぜ報じなかったのか)」ということです。

しばしば取材に応じている山上容疑者の伯父の次に、米本氏は事件絡みでは容疑者と接点のある人物のはずです。しかも世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を批判してきたジャーナリストなのだから、旧統一教会をたたきたいメディアにとっては絶好の取材対象です。さらに、ブログに住所まで記しているというのだから、実名報道は全然OKのはずです。そんな「おいしい素材」を、なぜ深掘りしないのかという違和感でした。

疑問に思ったらとことん調べたくなるのが、ぼくの性分です。1カ月近く調べた結果、最近やっとこの疑問が解消されてすっきりしたので、お盆休みにそのことについて書いてみたいと思います。

「米本和広」とググってもらうと困る

「米本和広」をGoogle検索すると、トップに出てくるのがウィキペディアです。そこに出てくる米本氏のプロフィールは下記のとおり。

本来は経済関係が専門だったが、幸福の科学の取材をきっかけに、新宗教やカルトの問題をも多く扱うようになった。1997年、「巨大カルト集団ヤマギシ「超洗脳」ルポ」(VIEWS)にて編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞企画部門受賞。

『月刊現代』2004年11月号に発表した「書かれざる『宗教監禁』の恐怖と悲劇」を機に、世界基督教統一神霊協会(統一教会、現在の世界平和統一家庭連合)の脱会活動を拉致監禁と主張する本を出版し、それまでのカルト批判の立場に加えて、反統一教会・反カルト陣営の活動も問題視するようになった。統一教会の公式サイトでも米本の活動が複数回取り上げられている。

つまり、カルトを批判してきたジャーナリストであると同時に、「カルトを批判する者」も批判してきたということらしい。これは面白いです。ぼくも某地方紙の記者・編集者をしていたし、理系でもあるので、こういう是々非々の姿勢は好きです。

このウィキペディアの情報だけでも、各社が米本氏の名前を出したくなかった理由が透けて見えます。どの社も、旧統一教会を批判するブログを運営しているということは言っていますが、同時に「旧統一教会を批判する者」も批判しているとは一言も書いてありません。

山上容疑者が旧統一教会に苦しめられてきたのだから、犯行予告の手紙は統一教会を批判している者に送ってもらわないと、警察やメディアが描いているストーリーに合わなくなってしまいます。だから、世の中の人に「米本和広」とググってもらうと困ると瞬間的に判断したのでしょう。ところが、いろいろな所にしがらみがなく、そんなストーリーなんかどうでもいいスポーツ紙が、先に「米本和広」と実名を書いてしまったということが真相でしょう。(注:末尾に追記)

「お前らも(統一教会と)同じだよ」

ウィキペディアには米本氏の公式サイト「あと10年をポジティブに生きる記録 ルポライター米本和広blog」のリンクが貼ってあったので、早速飛んでみました。最新の記事を見る限り、旧統一教会のことには触れていませんでした。右上の紹介文にも、以前は統一教会絡みの記事を書いてきたが、これから10年は余生を楽しみたいという趣旨のことが記されています。まあ、旧統一教会問題からは引退したという感じでしょうか。

その紹介の下に「山上徹也を救え」というリンクが貼ってありました。今回、手紙を送られたことを受けて、新しくブログを開設したようです。そこには「週刊文春の記事です。」という記事が掲載されていました。『週刊文春電子版』に掲載されたインタビュー記事でした。詳しくは、そこで読んでください。僕が注目したのは次の箇所です。少し長いですが、僕の違和感がすっきりはっきりした箇所なのでご容赦ください。

——山上はなぜ、統一教会だけでなく、“反統一教会”までも批判している米本さんだけに手紙を託したのでしょうか。
米本 僕が「反カルトのカルト性」を問題にしていることを、彼もおそらく知っているからでしょう。相当、僕のブログを読んでいるみたいですからね。例えば、僕宛ての手紙に書いてあるこの部分。
〈私は「喉から手が出るほど銃が欲しい」と書きましたが あの時からこれまで、銃の入手に費やして参りました。その様はまるで生活の全てを偽救世主のために投げ打つ統一教会員、方向は真逆でも、よく似たものでもありました〉
 これは彼が自分自身の行動を「反カルトの行動」に被せて書いたのではないかと思います。問題点がよくわかっているんです。

 僕は「反カルトのカルト性」をずっと追及し続けてきて、今テレビに盛んに出ているような反統一教会の人たちに「お前らも(統一教会と)同じだよ」ということを前から指摘してきました。でも彼らはそれを理解できない。「カルトは悪いからやっつけよう」というだけ。断罪するだけなんです。信者のことを考慮もしないし、配慮もしない。それが問題だと思っています。

「白か黒か」ではっきり分かれるものなんて、世の中にない

——思いも寄らぬ形で統一教会の問題が再燃しています。テレビでも連日のように統一教会の問題が報じられていますね。
米本 メディアは視野狭窄で、すべてが「白か黒か」になってしまう。これも極めてカルト的だと思います。「白か黒か」ではっきり分かれるものなんて、世の中にない。黒の中にも白があるし、白の中にも黒がある。そういう単純なことを、メディアは理解しません。だから統一教会バッシング一色になっているでしょう。

——米本さんはどういうスタンスで統一教会と向き合っているのでしょうか。
米本 僕が最初に統一教会に取材を申し込んだのは、信者の拉致監禁を取り扱った時です。それについては『我らの不快な隣人』という本に書きました。
1990年代以降、信者の家族らによって、当時4000人を超える統一教会の信者たちが、拉致・監禁されていた。「こんなことが許されていいのか」と思いました。だから渋谷の松濤にある統一教会の本部まで行って、「何やっているんだ。あなたたちが頑張らなければいけないよ」って話をしたのです。信者たちは笑っていましたよ。「反統一教会の人がここにきて演説したのは初めてだ」って。付き合いが始まったのはそこからです。

拉致・監禁・レイプまでされた信者もいる

「反カルトのカルト性」という表現は、確かに今のメディア、特に情報番組(ワイドショー)を見ていると感じます。米本氏の言うように、「カルトは悪いからやっつけよう」という姿勢なのでしょう。ほぼ魔女狩りや、いじめに近いです。こういうことを公共の電波を使ってやっていることは、もっと批判されなければなりません。

それが極限まで行ってしまったのが、米本氏が言う「信者の家族らによって、当時4000人を超える統一教会の信者たちが、拉致・監禁されていた」ということなのでしょう。これが本当なら大問題です。「お前らも(統一教会と)同じだよ」と言うのも分かります。それを取材して書いた本が『我らの不快な隣人』だそうです。

さっそくこの本を買ってみましたが、かなり重厚なルポルタージュで、読破するには時間がかかりそうです。ただ、ざっと斜め読みしただけでも、旧統一教会の高額献金について批判しているし、逆に信者を拉致・監禁して脱会させる人々も批判しています。徹頭徹尾、是々非々を貫いているルポだという印象です。

そもそも人の自由を拘束して拉致・監禁することは、刑法に触れる犯罪です。中には拉致・監禁されて、レイプまでされた女性信者もいると書かれています。カルト憎しの反カルトが、カルトそのものになっているのです。山上容疑者も、自分が反カルトを突き詰めていった結果、殺人というカルトになってしまったことを自覚していたので、「反カルトのカルト性」をよく分かっている米本氏に手紙を送ったということなのでしょう。

「暴力は駄目だ」と言わない弁護士

米本氏は文春のインタビューの中で、『今テレビに盛んに出ているような反統一教会の人たちに「お前らも(統一教会と)同じだよ」ということを前から指摘してきました』と語っています。上記『我らの不快な隣人』にも、ワイドショーでコメンテーターとして出ている人の名がたくさん出ていますが、前出のブログ「あと10年をポジティブに生きる記録 ルポライター米本和広blog」にもたくさん登場しています。

右上の「山上徹也を救え」の下にある「◆完成版◆ブログの総目録-インデックス付き」をクリックすると、ずらっとカテゴリーが表示されます。そのカテゴリーをクリックすると、記事タイトルと共にキーワードが記されています。これで関心のある記事タイトルをクリックすれば読めるというように、ご親切に考えられています。

そうは言っても膨大な記事なので、とても1カ月では読み切れませんが、弁護士の山口広氏、紀藤正樹氏、有田芳生氏、鈴木エイト氏(田中清史氏)など、最近テレビでおなじみの面々の名前がキーワードとして並んでいます。米本氏は、もともとはカルトを批判する立場にいたので、彼らからすると仲間だと思っていたようですが、米本氏は徒党を組むような仕事のスタイルではなく、あくまで是々非々。だから彼らの非を追及するようになって、彼らから嫌われるようになったようです。

以下の記事などは、その経緯が生々しく描写されていて面白かったです。旧統一教会を脱会した高須美佐氏、彼女を監禁し暴力的に脱会をさせた清水与志雄牧師、彼を弁護する紀藤正樹氏のやりとりです。

弁護士山口氏のコラムを評す(4)
清水与志雄牧師の強制説得を受けて脱会した2人は、口々に清水氏の暴力的なやり方を訴えた。
紀藤弁護士は、清水牧師が監禁下での脱会説得を行なっていたことは前から知っていた風で、取り立てて驚きはしなかった。

清水牧師の方法で脱会すればよし、統一教会に戻ってしまった信者から訴えられれば、その訴えは嘘と決めつけ、暴力はなかったことにする。
そんな考えを紀藤氏が抱いているような感じを受けた。

高須氏が「私が(家族や清水牧師を)訴えたら」と問い質した。
紀藤氏は「うーん」と黙ってしまったという。

この沈黙は興味深い。

“人権派弁護士”でなく、一般の弁護士なら、社会正義を実現する立場から「暴力はいかん。訴えたらいい」と即座に答えるところだろう。
(中略)
 沈黙のあと、高須氏が畳みかけるように、質問した。
「清水牧師の暴力的なやり方を弁護・支持するのですか」
紀藤氏はしどろもどろになった。

「容認・・黙認・・いや・・しかし困ったなあ・・そう聞かれてしまうと・・何とも言えない」

弁護士が暴力を許しちゃ駄目でしょう。まさに反カルトのカルト性です。こういう人を批判すると同時に、旧統一教会も批判しているので、とても興味深いブログです。他のメディアも、こういう公平で是々非々の姿勢を見習ってほしいと思います。

反カルト法は危険だと思う

こういう著作をたくさん書いているのが米本和広氏なので、各メディアが彼を訪ねて深掘り取材をしないこともうなずけます。ワイドショーのコメンテーターが怒って、出てくれなくなっちゃいますからね。せっかく旧統一教会ネタで視聴率が上がっているのに、そんなことできません。

統一教会報道で名を上げる「ミヤネ屋」 他の番組にはマネできない秘密が
宮根誠司アナ(59)が司会を務める午後の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系/読売テレビ制作)が注目されている。同時間帯の視聴率はトップとなり、SNSでの評判もうなぎ上り。好調の原因は、徹底して統一教会(現・世界平和統一家庭連合)問題を取り上げていることだという。

その点、『週刊文春』は、やり過ぎて訴訟されることも多いですが、反カルトも批判するジャーナリストにもインタビューするという点で、一目置ける存在です。

日本国憲法では内心の自由、信教の自由が保障されているので、米本氏が言うように「信者のことを考慮もしないし、配慮もしない」という批判はすべきではありません。はたから見たらバカげたことを信じているとしても、それを頭ごなしで否定したり、それを信じていることを理由に社会から排除しようとすることは憲法違反です。そこは、特にワイドショーは肝に銘じないといけないと思います。

旧統一教会が、これから法に触れることをすれば、法にのっとってさばけばいいだけです。それが法治国家のやり方です。法で保障されている内心・信教の自由を侵せば、それこそ反カルトのカルト性です。

法治国家なのだから、カルトを法律で規制すればいいじゃないかという紀藤弁護士と、それは危険だという橋下徹弁護士が、「ミヤネ屋」で激突しました。

橋下徹「ミヤネ屋」で紀藤氏に徹底論破される「同じ弁護士なのに」と呆れ声
司会の宮根誠司(59)らと共にスタジオ出演していた橋下氏。中継先にいた紀藤氏の「反カルト法のような法律を導入すべき」という提言に、「反カルトというのは、あくまでも宗教に絞った規制。でも、(信者が)信じているのはしょうがない。だから教義内容や内心に踏み込むのは危険」と返した。

すると紀藤氏は(中略)「基本的には信教の自由には立ち入らない。諸外国の常識で、カルト規制法もそう。そしてカルト規制法は団体規制なので、宗教団体に限らない」と述べた。

しかし、橋下氏は「日本では団体に対する規制は慎重になっている。治安維持法で特定の団体や思想を弾圧した経緯があるので」とコメント。そして「日本は、個別に摘発して解散に追い込むというやり方。だから反カルト規制法というものは作れません」と持論を展開した。

橋下弁護士が論破されたのかどうかは見解が分かれるでしょうが、ぼくは日本が法治国家である限り、規制したいのであれば法律を作ることには賛成です。感情的にならず、反カルトのカルト性に影響されないで、法を守って、法を作ってもらえるならいいでしょう。

そもそもカルトはラテン語で、「儀礼・祭祀」が元来の意味です。学術的にはカリスマ的指導者を中心とする小規模で熱狂的な信者の集まりを指します。上の2人の議論は、学術的には何ら意味のない内容です。ですから、カルトを法律で定義することは容易でないと思います。どの程度の指導力を持っていたら「カリスマ的」と認めるのか、その指導力はどう測るのかなど、不明確な点が多いです。

紀藤弁護士が例に出した反カルト法はフランスのものです。そして、正しくは反セクト法です。セクトもラテン語で、「後を追う・続く・受ける」という意味から、現在では分派という意味になっています。

カルトはアメリカ流、セクトはヨーロッパ流の呼び方です。日本では「セクト=カルト」と同じ意味合いで使われます。要は、カルトにしてもセクトにしても、法的な定義は曖昧です。曖昧のまま法律にしても、恣意的に扱われるだけで危険だと思います。

ちなみにフランスの反セクト法では、定められた10項目のうち、1つでも該当すればセクト、すなわちカルト団体のリストに載るそうです。それに基づき、2000年、フランス下院では「創価学会はカルトである」と認定しています。もし、こんな法律が日本でも施行されたら、公明党はカルトにべったりの政党になってしまいます。今の自民党と旧統一教会の比ではありません。

そういう観点では、今のところ橋本弁護士の意見のほうが現実的だと思います。下手に法律を作ってしまうと、政府が気にくわない団体を規制できるようになってしまいます。また、今の旧統一教会騒動のように、メディアが国民をあおり、国民からの支持率を気にする政府が動かされて、特定団体を規制することもできてしまいます。日本が、魔女狩りが行われた中世ヨーロッパや、現在の中国・北朝鮮のようになってほしくありません。

反カルトは慰安婦や元徴用工を蒸し返す韓国と一緒

もう一つ、世を騒がせたのが、旧統一教会の名称変更問題です。これに関しても、旧統一教会に近い元文科大臣の下村博文氏による政治的圧力だという論調でメディアが一色だった中、橋本弁護士が異議を唱えています。

橋下徹氏 旧統一教会の名称変更問題で前川喜平元次官を「違法」とバッサリ
5日に行われた野党合同ヒアリングに出席した前川氏は、97年に宗務課長で旧統一教会から変更を相談された際、「実態が変わっていないので名前だけ変えることはできない。認証できないので『認証の申請を出さないでください』と対応した」と説明した。

この対応を橋下氏は問題視。「統一教会がトラブル団体なので、名称変更を認めなかったと結果オーライで正しかったように見えるが、法治国家なので、ルールに基づいて判断しないといけない。名称変更の問題とトラブルを分けて考えないといけない。変更に関しては、前川さんの胸突き三寸で勝手に拒否してはいけない」と1993年に成立した行政手続法の観点から前川氏や文科省に非があるとした。
 
そのうえで橋下氏は「こんな官僚のやり方を認めたら、国民は官僚にゴマすりばっかりやらないといけなくなる」「また官僚天国になって、中国と同じようになる」と指摘。

他の官僚経験者(髙橋洋一氏、岸博幸氏、原英史氏など)も同じ見解を述べています。役人の前川氏が法律を守らずに旧統一教会の名称変更がなされず、下村大臣の時代に法律を守るようになったということです。なんだ、下村氏のほうが良い人で、前川氏のほうが悪い人なんじゃんか。法治国家なのだから、役人なら法律どおりに行動するべきです。

前川氏と同じような理屈で自民党の政治家を批判しているのがメディアです。旧統一教会がトラブルを起こしてきた団体なのだから、彼らと政治家が付き合うのは良くないという理屈です。

確かに旧統一教会は過去に悪いことをしたのでしょう。逮捕者も出たということですし、民事裁判でも敗訴したケースもあるようです。しかし、昨日の田中富広会長の会見ではこう言っています。

メディアに出てくる弁護士団体は、相談のあった当法人にまつわる案件の全てを、「被害」と断定して集計発表していますが、その内容は実に不正確であり、不公正です。(中略)
裁判においては、1998年(ピーク)においては、係争中の案件が78件ありましたが、2022年の訴訟継続中の件数は5件です。また、通知書件数は、この10年で10分の1に減りました。もちろん各事案には丁寧に対応させていただいております。

刑事事件は2009年以降ないとも言っています。つまり、努力しているのです。彼らに賛辞を捧げろとはいいませんが、良くなろうと努力しているのだがら冷静に見てあげる姿勢も必要です。いつまでも「カルトだ、やっつけろ」と攻撃していると、反カルトのカルト性というレベルの低さを物語るだけです。

ぼくは、そういう姿を見ると、韓国と似ているなと思います。1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決された」と確認したのに、いまだに慰安婦問題や元徴用工問題で賠償しろと日本に言ってきます。国際法的にはケリが付いたことをいつまでも蒸し返すのです。

あるいは、犯罪を行って捕まり、刑期を終えて出所してきた前科者を差別するのと似ています。法的には罪を償ったのです。警戒することも当然だと思いますが、今も犯罪を行っているかのように前科者を扱ったらどうでしょうか。彼らの再犯を助長させることにつながりかねません。警戒しつつも、冷静に見てあげることが大切です。

旧統一教会に関しても、過去の悪さは法的に決着が付いています。係争中の案件も減らしてきているといいます。それにもかかわらず、過去のことをいつまでも蒸し返して、メディアで大々的にたたくというのは、どう見てもやり過ぎ。韓国と一緒です。今の旧統一教会を冷静に見てあげられない人は、韓国を批判する資格もないと思います。

メディアには、米本和広氏の姿勢を見習っていただきたいです。

(追記)
ららラさんより、米本和広氏の名前を最も早く出したのはテレ朝(07/17 18:15)とのコメントをいただきました。よって、日刊スポーツが初出だという箇所、および同紙が初出だとして推理している箇所は訂正しました。ただし、全国紙の第一報が米本氏の名前を隠したことに変わりはないので、「米本和広」とググってもらうと困るという推理は成立すると考えています。

★ららラさんより、追加情報(2022/8/16更新)

情報の修正ありがとうございました。
別の箇所についての指摘をもう一つだけ。

「しばしば取材に応じている山上容疑者の伯父の次に、米本氏は事件絡みでは容疑者と接点のある人物のはずです。」

というところですが、実は米本氏以上もしかしたら伯父以上に山上容疑者と深く関わったのが統一教会の奈良教会の元教会長とされる人物だと思われます。

山上家をもっとも深くサポートした1人のはずです。

有料記事になるかと思いますが、文春の以下の記事に詳しいです。

https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3687 (この記事の「小野氏」と下の記事の奈良元教会長の「B氏」は同一人物であると思われます)

https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3643

(文春以外だとテレ朝が一度接触しているようですね
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000264394.html?display=full

山上兄はこの元教会長を殺そうとしますが、それは恨んでいたからではなく、「1人で死ぬのが嫌やから、自分の気持ちを分かってくれる人と死にたかった」(①)と。

人との交流があまりなかった山上容疑者自身がこの元教会長にスニーカーをプレゼントしたほどだったらしいです(①)。

また、山上妹も「あの頃、Bさんがいなかったら、うちらは生きてなかった」(②)と言っていたとのことです。

これだけ山上家と密接に関わった人物が、文春を除いてはほとんど出てこないことにも違和感を感じます。

これは完全に邪推ではありますが、「統一教会によって家庭が壊れたストーリー」を強調したいところに、「統一教会信者によって家庭が支えられたストーリー」が入るのはメディアにとって都合が悪かったのかも、とも考えました。

余談が長くなりましたが、以上が私の指摘になります。

【関連】
カテゴリー『安倍元首相暗殺


“山上徹也から手紙を送られたジャーナリストが追及する「反カルトのカルト性」” への57件の返信

  1. 興味深い記事でした。
    ちょうどマスコミによる米本氏の存在隠蔽疑惑という問題について、追っていて、以下、私が収集した情報をお知らせいたします。

    (米本氏のブログコメント欄より)

    興味深い記事でした。前後関係がぜひ知りたいので、この文章が、いつ、どの媒体に掲載されたか教えていただけるでしょうか?

    それと、米本さん自身が、「週刊文春の記事です」と題してアップされた記事で、読売の記者と「マスコミの殺到を避けるため」という理由で匿名扱いにされたとありましたが、食い違っていますよね? 日刊スポーツが何も考えずに、実名報道してしまったので、各社が追随したということも考えられ、京橋さんの「推測」は冷静さを欠いているように思います。

    以前担当編集されていた橘玲さんが米本さんのことを大変気にしていらっしゃいました。マスコミがお信じになれないなら、橘さんを通じて対談されるなり、情報発信されてはいかがでしょうか?

    追加です。
    YouTubeに7/17付日テレニュースで、米本さんの名前入りで報じられていました。配信時間はわかりませんが、少なくとも、日刊スポーツの23:56よりは前であると思います。京橋さんにお伝えください。

    以上を踏まえて、お盆の後に、時系列を修正の上発表されるのをお待ちしています。

    • コメントありがとうございます。
      読売の記者が、マスコミの殺到を避けるために配慮して匿名にしたという文春記事はぼくも読みました。しかし、それはあくまでも読売の記者の意見であって、読売新聞社および各新聞社の意見が同じだという根拠にはなりませんので、ぼくの推理は間違いともいえないと考えています。

      そもそも米本氏は、『「手紙を受け取った人物として実名を出していいよ」と言ったんです』(同・文春)と語っています。本人がいいと言っているのにもかかわらず、メディアが気遣いしてくれるなんて、にわかには信じられません。本人が嫌だといっても名前や顔写真を出すメディアがごろごろあるのに。

      7/17付日テレニュースは下記ですね。(18:29)
      https://news.ntv.co.jp/category/society/881f62f201dc47dd9337d2e73dfda110
      確かに映像では、封筒の宛名に書かれた米本氏の名前が映っていますが、説明テロップには「島根県在住の男性」とあり、ナレーションも「旧統一教会を批判するブログを運営する男性」と言っています。
      手紙にモザイク処理し忘れたんじゃないでしょうかね。あるいは事実を伝えたいディレクターのささやかな抵抗か?
      いずれにせよ、不十分な情報の出し方なので、ぼくの推理の大幅な修正は必要ないと思います。

      • 米本さん自身がブログにあっぷされているのに、それでも読売記者の意見なのでしょうか? 合意の上のものと思いますが。

        モザイク処理のし忘れは考えられるかもしれません。真実を伝えたいディレクターのささやかな抵抗も考えられますね。でも、そうでもないかもしれません。いずれにせよ、推測の域を出ないのは私も京橋さんも同じことですね。私の指摘もぜひ記事に含めていただきたく思います。このような意見もあったということを。

        蛇足ながら、こちらにアップするコメントは全て念の為スクショを撮らせていただきます

        • >私の指摘もぜひ記事に含めていただきたく思います。

          コメント欄に記されていますので、記事を修正するまでのことは考えていません。あしからずご了承ください。

  2. 鈴木エイト氏は、

    「(警告文)を無視してもらっていいと思ってる。報道のための引用は著作権法は大丈夫なので。メディアがこんなことで委縮してきたからこそ被害がずっと続いてきたということがありますので」

    と話しておられます。
    https://t.co/F5LA2rg0Wg

    • コメントありがとうございます。
      著作権法が定める引用の要件は3つですが、アバウトであるため、最終的には裁判所の判断になります。しかし、これまでのワイドショーにおける統一教会映像の引用は、訴えられたらテレビ局が負けるレベルでしょう。局内でもそう思っているくらいですから。
      https://news.yahoo.co.jp/articles/c4293c3f3c987788af8477995fa34afadd81bedd
      (引用はじめ)
      一部局の著作権の担当部署は弱気になってしまい、“統一教会の映像使用を控えてほしい”と各番組のプロデューサーに通達しました。追及していく深堀りの報道に関しては“報道引用”には当たらず、訴えられると負ける可能性が高いようです。
      (引用おわり)

  3. ツイッターにてアップしようとしたコメントが削除された旨(削除された文面のスクショ付き)、放置し、氏の言説に強弁があることも併せて告知しました。これもスクショしています。公正な立場から議論なさりたいのなら逃げないでください。

      • 7/17の日テレ報道を受けてのものです。ご回答をいただいたため、私の勇み足になりました。非礼はお詫びいたします。

        • 分かりました。
          では、このコメントのスレッドは削除してもよろしいですか?
          本論と関係ないコメントが散見すると見づらいので。
          よろしければお返事ください。

          また、米本氏のブログでも似たようなことを書いているので、削除をするか、訂正しておいてください。

          • ぜひ残していただきたく思います。なかったことにされると、どんなやりとりを経てこう落ち着いたのかがわからなくなりますから。

  4. お盆の明けにアップされる記事は欠陥のあるものである旨、今しがた消されたコメントのスクショと一緒にツイッターで告知させていただきます。

      • ツイッターにてアップしようとしたコメントが削除された旨(削除された文面のスクショ付き)、放置し、氏の言説に強弁があることも併せて告知しました。これもスクショしています。公正な立場から議論なさりたいのなら逃げないでください。

        お盆の明けにアップされる記事は欠陥のあるものである旨、今しがた消されたコメントのスクショと一緒にツイッターで告知させていただきます。

        の書き込みに続くものです。こちらもご回答をいただいたため勇み足になりました。非礼はお詫びいたします。

        • 分かりました。
          では、このコメントのスレッドは削除してもよろしいですか?
          本論と関係ないコメントが散見すると見づらいので。
          よろしければお返事ください。

          また、米本氏のブログでも似たようなことを書いているので、削除をするか、訂正しておいてください。

          • ぜひ残していただきたく思います。なかったことにされると、どんなやりとりを経てこう落ち着いたのかがわからなくなりますから。

  5. 旧統一教会に関しても、過去の悪さは法的に決着が付いています。係争中の案件も減らしてきているといいます。それにもかかわらず、過去のことをいつまでも蒸し返して、メディアで大々的にたたくというのは、どう見てもやり過ぎ。

    会見における田中会長の「今も昔も霊感商法なるものをしたことはない」という発言はどう思われますか。過去の過ちを認めているでしょうか。

    反カルト規制法については、フランスの反セクト法そのものを真似るなら京橋さんのおっしゃるような問題は当然起こるでしょう。難しい問題かと思いますが、信教の自由に立ち入らず、反社会的、反道徳的な、外形的な行為となって現れるものを取り締まりの規準とするなら、懸念される問題も回避されるかと思います。紀藤弁護士のおっしゃるように、「難しいからやらない」ではなく、まずは議論が必要かと思います。

    • ぼくは霊感商法について詳しく知らないので何ともいえませんが、元信者の意見では、
      https://news.yahoo.co.jp/articles/c5f3cb73bc25d6c3bbab3bbf61b83f2ab225b279
      (引用はじめ)
      会見では『法人としては』を随分強調していましたから、建前として信徒が勝手にやっているという理解で、『組織としてやったことはない』という言い分が成り立つと思っているのでしょう。
      (引用終おわり)
      ということです。

      田中会長も会見では「いわゆる霊感商法なるものを、過去においても、現在も当法人が行ったことはありません」と言っています。宗教法人としてはやってないということでしょう。

      宗教法人の旧統一教会として、組織的に霊感商法をやったという判例はあるのでしょうか。知っていたら教えてください。

      反カルト法についての意見は、記事に書いたとおりです。外形的な行為の選定そのものが恣意的になると思います。それより今ある法律、テロ等準備罪や破防法を使えばいいと思います。

      • 霊感商法により印鑑を販売した「新世事件」で統一教会の組織的な関わりが認定されて有罪になっていますね。

        https://ja.wikipedia.org/wiki/新世事件

        そもそも議論されないのでは話になりません。破防法等を使うのが良いか、恣意性を排した新法が可能かまず議論の俎上に乗せるべきでしょう。

        • リンク先、読みました。特定商取引法違反で新世の社長・社員および会社が有罪になったということでした。宗教法人は有罪になっていませんね。

          また、こうもあります。
          (引用はじめ)
          紀藤正樹弁護士は、(中略)特定商取引法だけの適用では限界があるとして、詐欺罪での立件や統一協会本部の立件をめざすと表明、「文部科学省は宗教法人法にもとづく調査、業務停止命令、解散命令申し立ての権限を行使すべきだ」と主張した。
          (引用おわり)

          紀藤の主張は実現しなかったわけですね。結局、宗教法人の罪は確定できなかったということでしょう。

          法治国家なのだから、法でさばかれなかったことまでうんぬんしては駄目でしょう。

          • (ウィキペディアより)
            裁判長は、被告らと統一協会の関係を認定、

            手口は「巧妙で悪質」、統一協会の「信仰と混然一体となっているマニュアル」をもとに「統一協会の信者を増やすことをも目的」としたもので、「相当高度な組織性が認められる継続的犯行」「犯情は極めて悪い」、などと述べた
            (引用終わり)

            あえて、一行目を目立たせるために離しました。

            紀藤とありますが、敬称で呼ぶに値しないというご判断でしょうか?

            • 紀藤弁護士と書くいたつもりでした。単なるタイプミスです。

              引用いただいたウィキの箇所は読んでいます。どこにも宗教法人が犯罪を行ったと書いていませんが?

              紀藤弁護士もそれが分かっているから、「特定商取引法だけの適用では限界がある」と言っているわけですよね?

              主観でどう感じるかは自由ですが、書いてある客観的事実に基づいて議論しないとかみ合いません。ぼくは、こういうかみ合わない議論は嫌いです。

              • 「被告らと統一教会の関係を認定」

                とあるんですよ。法人と信者との関係を認めているんです。

                私もこういう噛み合わない議論は嫌いですし、是々非々と言いながら全否定する議論も嫌いです。この件に関して不毛な返答はもう結構です。

      • 「主要メディアである朝日」が真っ先に実名報道したとすると、メディアがこぞって隠蔽したという説は成り立たないと思いますが?

        • >メディアがこぞって隠蔽した

          そんなことは書いていません。

          記事に書いたのは、
          (引用はじめ)
          僕が覚えた違和感は、「なぜ、全国紙・テレビは、当初、米本氏の名前を報じなかったのか」ということと、「なぜ、その後、米本氏に取材をしなかったのか(取材をしたとしても、なぜ報じなかったのか)」ということです。
          (引用おわり)

          • (引用開始)
            山上容疑者が旧統一教会に苦しめられてきたのだから、犯行予告の手紙は統一教会を批判している者に送ってもらわないと、警察やメディアが描いているストーリーに合わなくなってしまいます。だから、世の中の人に「米本和広」とググってもらうと困ると瞬間的に判断したのでしょう。
            (引用終わり)

            事実上、仄めかしているでしょう。

  6. Kさんがぼくの言うことを理解していないようので、整理しておきます。

    ぼくは、「霊感商法について詳しく知らない」、「宗教法人の旧統一教会として、組織的に霊感商法をやったという判例はあるのでしょうか」と問いました。

    Kさんは、ウィキペディアの新世事件を紹介してくれました。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/新世事件

    しかし、ここには「宗教法人として組織的に霊感商法をやった」と述べられていません。ぼくには下記のようにしか読めません。

    1)被告らと統一教会の関係を認定→被告らは信者なのだから関係あるでしょう。

    2)統一協会の「信仰と混然一体となっているマニュアル」→被告らは信者なのだから、信仰と混然一体となっているマニュアルを作るでしょう。

    3)相当高度な組織性が認められる継続的犯行→宗教法人が組織的にやっていると書かれていない。有限会社新世に相当高度な組織性が認められるということじゃないんですかね。

    Kさんはぼくのことを「是々非々と言いながら全否定」と言いますが、ぼくは「宗教法人が信者に銘じて霊感商法をやらせていたのか否か」ということを知りたいだけです。それには、上記ウィキペディアの記事だけでは不十分です。

    この新生事件の判決文の原文がどこかにないのでしょうか。全国霊感商法対策弁護士連絡会にも見当たらないんですよね。ぼくの探し方が悪いのかな。

    ともかく、宗教法人が信者に銘じて霊感商法をやらせていたことが、裁判所でさばかれて有罪判決が出た事例を知りたいのです。もし分かれば教えてください。

  7. 「理解していない」とあたかも私の側の問題のように指摘なさいますが、私は京橋さんのご指摘に直接お答えしたつもりです。

    http://religiouslaw.org/cgi/search/pdf/201012.pdf

    によれば、統一教会の使用者責任が認められています。つまり、「信者と教会との関係を認めた」わけです。

    また、今ソースを確認中ですが、新世の売上は統一教会本部へ報告されていたようです。信者が勝手にやった売り上げをなぜ本部が管理するのでしょうか? 引き続き確認してソースを提示いたします。

    またWikipediaはそもそも、新世事件を、

    2009年に発覚した宗教法人世界基督教統一神霊協会による霊感商法事件

    と定義しています。これが一般的な理解なのです。

    組織的だったとする見解が優勢なのに、どうしてもそうではなかった可能性を探られのが公正というものでしょうか? まあ、疑わしきは罰せずと言いますからね

    • 霊感商法の裁判ではないじゃないですか。あっちこっちに議論を広げられては困ります。
      せっかく探してくれたので、後で読んでみますが、ぼくの論点からずらさないでいただけないでしょうか。
      宗教法人が信者に銘じて霊感商法をやらせていたことを知りたいと再三言っているのです。

        • 採算誤記がありましたので、嫌味な指摘をしますが、「銘じる」ではなく、「命じる」です。

          • でしたら、京橋さんもお盆明けと言わず、批判の余地のないように、じっくりお調べになってから書かれたらいいでしょう。

              • (引用開始)
                疑問に思ったらとことん調べたくなるのが、ぼくの性分です。1カ月近く調べた結果、最近やっとこの疑問が解消されてすっきりしたので、お盆休みにそのことについて書いてみたいと思います。
                引用終わり)

                はっきり書いてありますが?

  8. 「疑わしきは罰せず」こそ、法治国家における基本的姿勢でしょう?
    疑わしきを罰していいなら、法律は要らんのですよ。疑わしきは罰していいという考えの人がいるから、冤罪、いじめ、ヘイト、魔女狩り、私刑(リンチ)等が起きるんです。
    一般的な理解ではなく、法的な決着をぼくが問うているのはそのためです。ご理解いただけましたでしょうか?

    あと、念のため注釈ですが、ウィキペディアの記述は参考にこそなれ、法的あるいは学術的なエビデンスとしては不十分です。ぜひ一次資料をお示しください。
    https://times.abema.tv/articles/-/8625210
    (引用はじめ)
    Wikipediaによると、Wikipediaは「世界中のボランティアの共同作業によって執筆されるフリーの多言語インターネット百科事典」。米ウィキメディア財団が運営し、資金は寄付金で賄う。2020年7月時点で300言語、記事数は5400万以上あるが、情報の信頼性・信憑性や公正性などは一切保証されていない。
    (引用おわり)

    使用者責任については、
    https://corporate.vbest.jp/columns/2238/
    (引用はじめ)
    使用者責任は従業員が起こした不法行為について非常に幅広く適用されており、たとえ会社に過失がなかったとしても使用者責任を免れることは難しいと考えられています。
    (引用おわり)
    会社に過失がなかったとしても認められるものだそうですよ。
    何よりも、お示ししてくれた使用者責任の資料は、霊界商法のそれとは書かれていません。
    急いで探してくださるのは大変ありがたいですが、ぼくはそんなに急いでおりませんので、探してくださるのであれば、ぜひぼくの論点に沿ったものをお願いします。

  9. Kさんが「京橋さんもお盆明けと言わず」といい、ぼくが「どこにお盆明けと書いてあるのか」と聞いたら、
    (引用開始)
    疑問に思ったらとことん調べたくなるのが、ぼくの性分です。1カ月近く調べた結果、最近やっとこの疑問が解消されてすっきりしたので、お盆休みにそのことについて書いてみたいと思います。
    (引用終わり)
    とのぼくの文章が根拠だと示しました。「お盆明け」などとどこにも書いてありません。

    ここでぼくが書いたのは、「疑問に思っていたことが解消されたので、お盆休みにその解消されたことを書いてみる」という意味です。そして書いたのが今回の記事です。

    「京橋さんもお盆明けと言わず」とKさんが言う意味が分かりません。思っていることが分かるように、もう少しきちんと言語化してほしいものです。
    「問題視される宗教の元信者(米本氏ブログコメント欄より)」だったので、ぼくが統一教会を擁護しているように見えて、カッカしているように思えてなりません。客観的に冷静に書いてください。

      • よくないですよ。「京橋さんもお盆明けと言わず」とは、どういう意味なのですか。説明できないのですか?

  10. どなたかご存じないでしょうか?

    Kさんが提示してくれた新潟地裁の判決ですが、
    https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/535/006535_hanrei.pdf
    その後、上訴などでは争われなかったのでしょうか。ぼくが探した限り、その情報が見つかりませんので、ご存じの方がいたら教えてください。

    この判決を下した裁判長裁・片野悟好氏が左寄りっぽいので、公平な判決を出したのか気になっています。

    参考(日本共産党のHPより)
    https://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-03-27/01_02.html
    (引用はじめ)
    第二次大戦中に中国から強制連行され、新潟港で強制労働させられたとして、中国人の原告十二人(元労働者十人と、一人亡くなりその遺族二人)が国と企業・リンコーコーポレーションに損害賠償と謝罪広告を求めていた裁判の判決が、二十六日新潟地裁でありました。片野悟好裁判長は、十一人の元労働者一人あたり八百万円の損害賠償を命じました。
    (引用おわり)

  11. >賢明なる読者諸氏が判断されるでしょう。

    ということなので、「読者」としての判断ですが、これは
    あくまで私の「主観・感想」で議論ではないです。

    Haishiro氏は客観的事実に基づき、修正 をされています。
    K氏は「お盆明け」についてのHaishiro氏の再三の質問にも
    答えていません。「お盆明け」とは記載されていませんね。

    そもそも、このテーマは「反カルトのカルト性」について
    Haishiro氏がその見解と「もやもや感」が解消された経過を
    記載されています。K氏がどんな視点で主張されても
    自由ですが、「反カルトのカルト性」を目の当たりにした
    気がしました。

    • コメントありがとうございます。「お盆明け」の件、いまだによく分かりません。(汗)

      • 8/11付でアップされたこの記事中に書かれてある「お盆休みに書いてみる」と予告されたのがすなわちこの記事であり、これとは別に書かれるわけではないとのこと、承知しました。

        お盆休み中に書かれて、明けてから改めて別の記事をアップされるものと誤認していました。失礼しました。

    • 情報ありがとうございます。米本氏のブログと併せ、時間のある時に読ませていただきます。

  12. 情報の修正ありがとうございました。
    別の箇所についての指摘をもう一つだけ。

    「しばしば取材に応じている山上容疑者の伯父の次に、米本氏は事件絡みでは容疑者と接点のある人物のはずです。」

    というところですが、実は米本氏以上もしかしたら伯父以上に山上容疑者と深く関わったのが統一教会の奈良教会の元教会長とされる人物だと思われます。

    山上家をもっとも深くサポートした1人のはずです。

    有料記事になるかと思いますが、文春の以下の記事に詳しいです。

    https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3687 (この記事の「小野氏」と下の記事の奈良元教会長の「B氏」は同一人物であると思われます)

    https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3643

    (文春以外だとテレ朝が一度接触しているようですね

    https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000264394.html?display=full

    山上兄はこの元教会長を殺そうとしますが、それは恨んでいたからではなく、「1人で死ぬのが嫌やから、自分の気持ちを分かってくれる人と死にたかった」(①)と。

    人との交流があまりなかった山上容疑者自身がこの元教会長にスニーカーをプレゼントしたほどだったらしいです(①)。

    また、山上妹も「あの頃、Bさんがいなかったら、うちらは生きてなかった」(②)と言っていたとのことです。

    これだけ山上家と密接に関わった人物が、文春を除いてはほとんど出てこないことにも違和感を感じます。

    これは完全に邪推ではありますが、「統一教会によって家庭が壊れたストーリー」を強調したいところに、「統一教会信者によって家庭が支えられたストーリー」が入るのはメディアにとって都合が悪かったのかも、とも考えました。

    余談が長くなりましたが、以上が私の指摘になります。

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