コロナワクチンは、まだまだ人体実験中!



2月22日に「ぼくはコロナワクチン打たない派です」という記事を書きました。その頃は、ちょうど日本でワクチン接種が始まったタイミングでしたが、今やものすごい数の人が接種をするようになりました。

6月17日時点で2,890万人が接種し、そのうち必要回数とされる2回の接種を終わった人は812万人です。接種した人の様子がテレビで報道されていますが、一様にうれしそうな表情をしたり、ポジティブなコメントを語ったりしています。

世の中にそういう雰囲気が充満してくる中で、ぼくの心が「ワクチンを接種しよう」という方法に変わったかというと、全く逆です。ますます打ちたくなくなっています。

ネット上には、ぼくと同じようにこのワクチンに不安を抱えている人もたくさんいるようですが、根拠としている情報は怪しいものも多いと思います。ぼくはもともと科学者ですから、きちんとした根拠を持ってこのワクチン接種にはネガティブな考え方になっています。そういう情報も必要だろうと思いますので、きょうはこの件について詳しく書こうと思います。

1人の日本人が242年に1回しか感染しない

まず、極めて単純な話ですが、日本国内で新型コロナウイルス感染症になる確率はとても低いということです。罹患する可能性があまりないのにもかかわらず、自分の体に異物を注射器で入れるということは、論理的に気持ち悪いです。

記事「ぼくはコロナワクチン打たない派です」でも書きましたが、その後の数値も変動していますので、再度計算します。

厚生労働省のホームページより(6月19日現在)。
PCR検査陽性者数(感染者)の累計77万6,441 人。

厚生労働省のホームページより。

Q10.通常の季節性インフルエンザでは、感染者数と死亡者数はどのくらいですか。
例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。

日本の新型コロナの患者第1号は2020年1月16日に報告されていますから、本日の2021年6月21日まで約1年半が経過しています。上記のインフルエンザの感染者数は1年間ですので、正確に比較するには新型コロナのほうの感染者数は1年半→1年の補正をするべきです。

  新型コロナの1年間の感染者数=77万6,441 人÷1.5≒51万7,627人

総務省のホームページより(5月1日現在)。
総人口1億2536万人。

つまり、次のようになります。

感染する確率
  新型コロナ 51万7,627人÷1億2536万人≒1 / 242
インフルエンザ  1,000万人÷1億2536万人≒1 / 13

差は歴然としています。年間で新型コロナが242人のうち1人が感染するのに対し、インフルエンザは13人のうち1人が感染するということになります。

確かに、ぼくの親族や知人でインフルエンザにかかったという人は毎年のように聞きますが、この1年半で新型コロナに感染したという人は聞きません。1人の人間がコミュニケーションを取っている人数は13人よりも多いですが、242人もいませんから、この確率は体感的にもうなずけます。

違った言い方をすると、1人の人間がインフルエンザに感染する確率は13年に1回、新型コロナは242年に1回ということです。人の寿命を100年とした場合、インフルエンザには1人が一生に7~8回かかり、新型コロナには2~3人のうちの1人が一生に1回かかるということです。

インフルエンザは13年に1回かかる感染症ですから、ワクチンを打ってもいいという判断はできます。しかし、一生に1度かかるかどうかも分からないというレベルの感染症である新型コロナの場合は、そう思えません。

そのワクチンを打ったらその感染症に100%かからず、そのワクチンの安全性が100%であれば、そりゃあ打つべきでしょう。しかし、科学や医学の世界では、100%で何かを成し遂げる技術などありません。結局、それを用いたときのベネフィットと安全性をてんびんにかけて判断するしかないのです。

ワクチンの有効率が95%だからすごいのか

新型コロナのワクチンは有効率が約95%だという報道されていますが、これは「100人にワクチンを打ったら95人は感染しない」という意味ではありません。

ワクチンの有効率とは、臨床試験の段階で、ワクチンを接種していない群と接種した群で、発病者が何%減ったかという意味なのです。もう少し詳しく言うと、下記のとおりです。

そもそも有効率95%だと言っているワクチン製造元のファイザー社がちゃんとした論文を出していないのですが(あるのかもしれませんが、ぼくには探せませんでした)、読売新聞の報道によれば、

約4万3,500人が参加した臨床試験で、170人に感染が確認された。このうち8人がワクチンを接種した人で、残り162人は偽薬を投与された人たちだった。

偽薬の説明をすると長くなるので割愛します。とにかくワクチンを接種した人と、接種しなかった人を、半分(2万1,750人)ずつに分けたと考えてもらえば大丈夫です。整理すると次のようになります。

ワクチンを接種していない2万1,750人のうち、162人が感染。
ワクチンを接種した2万1,750人のうち、8人が感染。

要は「162人-8人」で、ワクチンを打つと感染者が154人減るということになります。

つまり、「154人÷162人」で約95%が有効率です。

確かに効果はあると思われますが、よく考えてみてください。「ワクチンを接種していない2万1,750人のうち、162人が感染」ということは、ワクチンを接種していないのに感染しなかった人は、

  2万1,750人-162人=2万1,588人

もいるということです。

ワクチンを打って減らした154人の感染者よりも、ワクチンを打たなくても感染していない2万1,588人のほうが圧倒的に多いです。これでわざわざワクチンを打つ必要があるかなあと、率直に思います。

初の試みであるmRNAワクチンの安全性は?

このワクチンの作用機序(メカニズム)は、科学おたくのぼくとしては純粋に面白いなあと思ってます。詳しく説明すると長くなってしまうのでやめますが、簡単に言ってしまえば、新型コロナウイルスの突起物(スパイクタンパク質)を、ぼくら人間の細胞に作らせてしまおうという考えに基づいています。

人間の細胞の中には、リボソームというタンパク質の製造工場があります。通常は、いろんなタンパク質の設計図(mRNA)が人間のDNAの中から取り出されて、それがリボソームに入っていってタンパク質が作られてぼくらの体を維持しています。

人間の免疫は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質に反応して抗体を作っています。だから、そのスパイクタンパク質のmRNAをリボソームに送り込んでやれば、スパイクタンパク質を作ってくれます。それに反応して、ウイルスの抗体が作られるというわけです。

ウイルスそのものを入れているわけではなく、ウイルスの一部だけを入れているので、害はないと考えています。ですが、何といっても、このような仕組みのワクチンは初の試みです。しかもこのワクチンはたった1年の臨床試験で世に出されています。普通の薬はこんなに早く出回りません。

Q33 1つのくすりを開発するのに、どれくらいの年月がかかりますか。

A 1つのくすりを開発する期間は、9~17年といわれています。研究対象となったほとんどの候補物質は、途中の段階で開発が断念されるほど、くすりの開発を成功させるのはたいへん難しいことなのです。

つまり、普通の薬の開発スパンで考えれば、すでにこのワクチンは1年は試験をしているので、これから残りの8~16年間は、まだ試験中と考えたほうがいいということです。ただし、普通の薬の開発は各試験段階で様子を見ながら慎重にやるので、試験の人数もセーブしながら徐々に増やして行います。今回のコロナワクチンは、全然慎重ではなく、一気に大量の人数に投与していますから、その分、試験期間は短めの8年程度と考えてもいいでしょう。

つまり、最低あと8年間は、ワクチン接種した人にどんなことが起きるか追跡調査をする必要があるということです。ぶっちゃけ、まだまだ人体実験中だということです。

mRNAワクチンで危惧されるリスク

ネット上で飛び交っているような「mRNAワクチンが人間のDNAを書き換えてしまう」というようなことはないと思います。DNAからmRNAが作られるというのが自然の流れなので、mRNAがDNAに影響を与えるとは考えにくいです。

ただし、本来は自分の体のタンパク質を作るためのリボソームに、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を作らせているわけです。つまり本来作るべきものを作る時間に、本来作らなくていいものを作らされていることになります。それで何か悪影響がないのでしょうか。そこは心配です。

副反応として製薬会社も認めているものにアナフィラキシーショックがあります。これはワクチンに含まれている成分に原因があります。

mRNAはとても壊れやすいので、そのままだと人間の細胞内に入る前に分解してしまいます。それを細胞内に送り込むために、カプセルとして用いているのが脂質ナノ粒子(LNP)です。LNPにはポリエチレングリコール(PEG)が添加されています。このPEGがアナフィラキシーショックを起こす原因物質です。他の薬にも使われるので、同様の副反応を起こす場合があります。

アナフィラキシーショックも怖いですが、大抵は症状が出てすぐに適切な処置をすれば大事には至りません。ですから、接種してから15分はその場で経過を見ることになっています。

あとは、抗体を得るために作り出したスパイクタンパク質が、何か悪さをするのではないかという心配があります。ウイルスそのものではないので毒性はありませんが、人間にとっては異物ですから、どんな悪さをするかは全く不明です。

ぼくが最も危惧しているのは、抗体依存性免疫増強(ADE)というリスクです。ADEとは、体を守るはずの抗体が免疫細胞などへのウイルスの感染を促してしまい、感染した免疫細胞が暴走して症状を悪化させてしまう現象です。

これまでに、複数のウイルス感染症のワクチンの研究で、ADEの報告が上がっています。例えば、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)に対するワクチンの研究では、哺乳類動物にワクチンを投与した後、ウイルスに感染させると症状が重症化しました。

ワクチンを接種したからといって感染は100%防げません。したがって、今回のコロナワクチンを接種した後に感染する人もいます。もしADEが起こるとすると、ワクチンを接種していたら感染しても軽症で済むのではなく、逆に重症化してしまう可能性はあり得るのです。

今回のワクチン接種によって心配される、リボソームの予定外の作業による影響、スパイクタンパク質の影響、ADEの影響などについては、まだ何も分かっていないに等しいです。これから最低8年間、接種した人を対象に研究していかないとはっきりしたことは言えません。そういう意味では、今回接種した方々は、ワクチン研究に貢献しているわけなので尊敬します。

ぼくは、そんなに尊い志は持っておらず、まずは自分や家族のリスク回避を第1に考えているので、そういった研究(ワクチン接種)には参加できないです。すいません。


“コロナワクチンは、まだまだ人体実験中!” への2件の返信

  1. いつも有益な情報をありがとうございます。

    とどのつまり、「感染リスク」が現実的には
    少ない・・・ということでしょうか。
    確かに、PCR検査で陽性 と判断されても無症状の方が
    多いです。喉が痛い、熱がある という事で
    PCR検査をしてもほぼ、陰性です。どちらかというと
    陽性になった人の濃厚接触者を検査すると陽性反応が
    出る。つまり、三蜜 濃厚接触 遠距離への
    外出・・・をしている場合がほとんどです。
    テレビの報道は 煽り でしかないと感じます。

    塩野義製薬では 飲み薬 の開発を進めているよう
    ですし、そちらに期待したいと思います。

    私はすでに2回接種を終えましたが、感想としては
    インフルエンザワクチンなどと比べると、雑 な
    感じがしました。つまり、体への 違和感 が
    ある・・・という事です。

    現在、手指消毒などのおかげか、家族全員かぜ一つ
    ひいていません。ワクチンを接種しても、手洗い
    うがいはしっかりと と考えています。

    • 「日本においては」という注釈付きで、感染するリスクは低いですね。少なくともインフルエンザよりも約20分の1のリスクしかありませんから。

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