小説『蜘蛛の糸』の世界を地で行く醜い「絶望の党」


小池都知事が立ち上げた希望の党が世の中をかき回しています。希望の党ではなく「野望の党」だという人もいれば、「絶望の党」だという人もいます。どちらも言い得て妙ですが、ぼくは後者のほうがマッチしていると思いました。

理由は、事実上解体をした民主党から希望の党へ移ろうとしている議員たちの姿が、芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』で描かれた世界を地で行っているように感じるからです。

『蜘蛛の糸』は既に著作権が消滅し、上記リンク先の青空文庫に載っています。読んだことがない人は、短い小説ですので、ぜひ読んでください。

衰退して風前の灯火となっていた民主党で、本来は議員失職必至だった議員たちが、希望の党にこぞって群がって助かろうという醜い姿は、『蜘蛛の糸』で血の池地獄に垂れてきた1本の蜘蛛の糸に群がってきた者たちの姿と重なります。小説では、結局、糸が切れてしまって、皆、地獄へ落ちてしまいます。

民主党議員たちも同じようになるように思えて仕方がありません。彼らにとっては「絶望の党」になるでしょう。

国会議員とは、普通の職業と違います。己の生活のため、自分や家族の食い扶持のためにやらないでほしいです。国会議員選挙は、あなたがたの就職試験ではありません。いつから日本の国会議員はこんなやつらが増えたのか、悲しい限りです。ぼくは別に自民党支持者ではありませんが、これじゃあ、自民党にしか政権を任せられないと思う国民が増えるでしょう。

まあ、でも、小池氏のメディア戦略は詐欺師並みにすごいですから、分かりませんが。都議会選でも、東京都民はコロっと騙されましたから。今度の国政選挙では、それだけは勘弁してほしいものです。


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