分かっているつもり、分かっているふりはやめて、謙虚になりましょう。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う騒動と、地球温暖化の騒動を見ていると、人間の傲慢さを感じざるを得ません。ウイルスや環境の軽視という意味ではなく、「知」に対する傲慢さを憂いています。

メディア戦略に勝利した地球温暖化論者と、それに対抗したアメリカの科学者たちの良心

地球温暖化騒動の火付け役は、ゴダート宇宙研究所(GISS)の大気学者ジェームズ・ハンセン氏です。1988年、彼は共同研究者6人と科学雑誌『サイエンス』に論文『増大する大気二酸化炭素の気象への影響』を発表しました。

ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスで大竜巻が起きる

ブラジルで蝶が羽ばたくと、テキサスで大竜巻が起きる。これはエドワード・ローレンツという気象学者によって明らかにされた「バタフライ効果」です。微細な出来事も、甚大な結果に結びついていたのです。

組織のルールを組織の構成員が変えるのは極めて難しい

こんな記事を読みました。『会社をダメにする「謎ルール」――それを変えるのはあなたの仕事』。組織には変なルールがあって弊害になっている、そのルールを変えるのは上司だ、というような論旨になっていました。

古臭い「単純系」の考え方では、「複雑系」の経済を制御できません

政府の経済成長戦略「日本産業再興プラン」の一環である「労働移動支援助成金」大幅増額が、3月から実施されます。成長が望めない企業への助成金を拡充してリストラを促し、成長産業に労働力を移動させるのが狙いです。