2012年7月に現代文明が崩壊し、原始時代に逆戻りしていたかもしれない現実に驚愕


NASAから驚くべき研究結果が発表されました。2012年7月、一歩間違っていたら現代文明が崩壊する危機があったということです。NASAは「18世紀に後退」と表現しましたが、とても控えめだと思います。ぼくは、原始時代に逆戻りしていただろうと思います。

現代文明から電力を取り除いた状態を想像してみてください

夕日と海
以下の引用は、発信元のAFP通信からの抜粋です。

12年の強力な太陽風、地球をニアミス NASA

【7月25日 AFP】2012年に地球のそばをかすめた強力な太陽風は、地球を直撃していれば「現代文明を18世紀に後退させる」ほどの威力があるものだったと、米航空宇宙局(NASA)が23日、発表した。

NASAによると、2012年7月23日に地球の軌道上を駆け抜けた太陽風は、過去150年間で最も強力なものだった。しかし、何が起きているかを理解している人はほとんどいなかったという。

「もしも、(この太陽風の)発生がほんの1週間前にずれていたら、地球は集中砲火を浴びていただろう」と、米コロラド大学(University of Colorado)大気宇宙物理学研究所(Laboratory for Atmospheric and Space Physics、LASP)のダニエル・ベーカー(Daniel Baker)教授は語る。

(中略)

「2012年の太陽風があの瞬間に起きたことは、地球と地球上の生物にとってとてつもなく幸運だったと、最近の研究結果を受けてますます確信するようになった」とベーカー氏は述べる。

太陽風は広範囲の停電を引き起こし、ラジオや全地球測位システム(GPS)から水道まで、電力に依存する大半のものの機能を停止させる恐れがある。

本当に幸運でした。現代文明から電力を取り除いた状態を想像してみてください。それが地球全体で起きるのです。確かにNASAが言うように、電力供給が豊かではなかった18世紀レベルになるということも一理あります。しかし、ぼくはそんなに甘いものではないと考えます。

7月16日に何かがあったので、この危機を乗り越えられたのかもしれません

廃墟と畑
それは、情報が寸断されるということです。テレビもラジオもインターネットもなくなるのです。新聞や雑誌も電力なくしては作ることができませんので、当然なくなります。情報を伝える手段は、「口伝」ということになります。

これは恐ろしいです。伝言ゲームをしたことがある人はお分かりでしょうが、口で伝える情報は決して正確には伝わりません。

電力がなくなったことで生活そのものも不安だらけなのですから、ポジティブな情報を発信する人よりも、ネガティブな情報を発信する人が圧倒的に多いでしょう。つまり、不安や恐怖をあおる情報が、口伝によってさらにその不安や恐怖を増幅させるのです。

そもそも、職を失う人がほとんどです。現代社会で、電力と関係のない仕事などないでしょう。電車通勤もできません。金融機関に預けていた預金情報も消え去ってしまうでしょう。流通もストップしますから、数日で食糧危機に陥ります。

原子力発電所も危険になります。東日本大震災で明らかになったように、稼働中の原子力発電所そのものが停電したら目も当てられません。当時の日本では、稼働中の原発はありませんでしたが、世界中にはたくさんあるのです。

電子機器が突然停止するわけですから、航行中の飛行機のいくつかは墜落するでしょうし、電車や車の事故もすごいことになるでしょう。

こんな状況下で不安や恐怖をあおる情報が飛び交うわけですから、犯罪や暴動が多発することでしょう。ちょっと想像するだけでも、悲惨な状況になることが分かります。18世紀レベルでは済まないと思います。多くの人々が生存本能をむき出しにして生きることになるでしょう。

もし7月23日の1週間前に太陽嵐が起きていたら、地球を直撃する角度だったということです。つくづく、幸運でした。科学的に考えたら、たまたま23日だったので助かったということですが、このような人類の存亡に関わる事象には、科学では理解できない何かが影響しているとも考えたくなります。

1週間前というと、7月16日ですね。7月16日に何があったのか、いろいろと調べてみることも良いと思います。その出来事のおかげで、巨大太陽嵐の発生が1週間遅れてくれた、と信じてみても良いと思います。所詮、大自然の驚異には太刀打ちできない人間にとって、そういう原始的・信仰的な考え方も、実はとても大切なことだと思うのです。


“2012年7月に現代文明が崩壊し、原始時代に逆戻りしていたかもしれない現実に驚愕” への5件の返信

  1. パニック映画さながらの出来事が、頭の上をかすめて行っていたのですね。。。知らぬが仏ということでしょうか。自然のパワー
    の前に、人類の文明などひとたまりもない、謙虚に生きたいと思いました。

    • そうですね。この地球上で人間は偉そうにしていますが、大自然の力には到底勝ち目がありません。自然の対して、謙虚に生きなければなりませんね。

  2. へ~~~~ェ!と言うくらい、何ともビックリさせられました。
    太陽のこうした影響も一歩タイミングや状況が重なれば、大変な事態になるんですね。
    こういう事実を知ると、偶然ではない何か神秘的な巡り合わせを感じてしまいます。

    • ぼくもこの発表にはビックリしました。2012年に太陽嵐が発生することは分かっていたので(太陽嵐は11年周期で、規則的に起きます)、発生自体には驚きませんでしたが、これだけの規模だったとは知りませんでした。

      ちなみに、次の太陽嵐は2023年ということになります。また幸運に期待するしかないですけど。当該記事には、次回の太陽嵐が2014年のものと同規模になる確率は12%とありました。意外に高い確率なのも心配です。

  3. こっわ。
    地球の運の良さに感謝。

    太陽って、日常的にフレア発生させていて、そのフレアは地球より遙かに大きかったりするんだよね。

    そう考えると、人間の悩みとかって、本当小さいって思うわ。

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