センター試験はネットでやったらいいんじゃない?



14日と15日に大学入試センター試験が行われましたが、あいにくの今冬最強の寒波のため、全国的に雪に見舞われて大変だったようです。

雪で開始時間繰り下げ、9千人に影響 センター試験終了

雪に見舞われた各地の試験場は交通機関の運休や遅れが相次ぎ、三重、広島など8府県の大学31試験場が開始時間を繰り下げた結果、9千人以上が影響を受けた。

季節的にいつ雪が降ってもおかしくないのです。どうして、そんな時期に試験なんかやるんでしょうか。そりゃあ、日本は4月から学期が変わるから仕方ないといえば仕方ないですが、受験する側にとっては勉強以外にも心配事が増えて大変です。もう少し時期を考えてやってもいいと思います。

また、今年は不正も多かったそうです。

センター試験 スマホ使用、電卓も…2日間で12件の不正行為

不正行為の内訳は、電卓の使用6件▽定規使用2件▽試験終了後のマークシートの修正2件▽スマートフォン使用(教科書画像の閲覧)1件▽試験監督者などの指示(受験票を机の上に置く)に従わなかったこと1件-の計12件。今回の不正行為件数は過去10年で最多という。

スマホで教科書の写真を撮ってくるなど、現代的ですね。カンニングの方法も変わってくるものですね。

上記の2つの問題を解決するには、インターネットでセンター試験をやったらいいんじゃないでょうか。自宅にいながらスマホやパソコンで受験できるのなら、雪だろうが何だろうが、気象の影響は受けません。

「でもカンニングはやりたい放題じゃないか!」と言われるかもしれません。もちろん、今のような試験内容では駄目です。つまり試験内容そのものを抜本的に変えればいいのです。何を見たって自由にしちゃえばいいのです。

そんなんで試験になるのかと思うでしょうが、それは受験生の何を見るか(試すか)によるのではないでしょうか。単なる知識を見るなら今の試験内容しかありませんが、思考力、創造力、応用力、人格などなど、大学生となって勉学していく上での資質を見る要素はいくらでもあると思います。

参考になるか分かりませんが、ぼくが学生時代に水理学を教わった先生は、試験のときにA4紙を1枚持ってきていいというやり方でした。その紙の表裏に何でも書いてきてよかったのです。つまり面倒くさい公式などは覚えてくる必要はなく、その紙に書いてくるのです。それを利用して、制限時間内にダムや堤防の設計などをさせる、ユニークな先生でした。

これだけIT技術も発達してきているのですから、インターネット・センター試験くらいできるんじゃないでしょうか。加えていうなら、これからは人工知能がどんどん進歩していきますから、人工知能でできないことを学生が学んでいくような教育に変えていったほうがいいでしょう。そうしないと、大学は卒業したはいいけれども、人工知能のせいで職に就けない時代が、そう遠くない将来に訪れてしまうでしょう。


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