省エネに逆行するリサイクル紙

紙のリサイクルも、環境に優しくありません。リサイクル紙を作るには、ものすごく手間が掛かります。つまり、たくさんのエネルギーが必要だということです。省エネとは正反対の行為が、紙のリサイクルなのです。

環境にためになっていないレジ袋追放運動

レジ袋は日本で年間300億枚も使用されます。これは石油から作られます。買い物から家に帰れば、レジ袋は小さなゴミ袋として使用されます。そのままでは自治体が回収してくれないので、指定の大きなゴミ袋に入れて捨てます。

正体隠しの疑似科学への処方箋は「疑って、考えて、納得して、信じる」。

疑似科学とは「科学という虎」の威を借りた疑似宗教です。あるいは、「科学的である」と偽装した偽宗教といってもよいでしょう。ぼくは疑似科学について、「共産主義に代わる人類への脅威」であるとすら考えています。

環境ホルモン狂騒曲

今から18年前の1998年、新語・流行語大賞トップテンに選ばれた言葉に、「環境ホルモン」があります。当時は「環境ホルモンによって人類が絶滅する」とまで言われ、社会全体が一種のパニック状態になるほど恐れられました。

バイオミミクリーって、ご存じですか?

あまり聞きなれない言葉かもしれません。バイオ(Bio)は「生物」、ミミクリー(Mimicry)は「模倣」。つまりバイオミミクリーとは「生物模倣」とでも訳されましょうか。平たく言えば、「生き物のまねをすること」です。