ついうっかりの自転車運転、たかがマナー違反と侮るなかれ


自転車
『あなたの“自転車マナー”は本当に正しい?』という記事を読みました。8割以上の主婦は、他人の自転車運転マナーに関して危機感を抱いているそうです。一方で、自分自身もついついマナー違反をしているというアンケート結果でした。

ぼくは最近自転車には乗りませんが、以前乗っていたときはマナー違反をしてヒヤっとした経験があります。雨の日に傘をさして運転したときです。風で傘をあおられて、よろけてしまい、危うく走行中の車にぶつかるところでした。

その日は雨合羽を着用して家を出たのですが、駅の駐輪場で脱いで自転車のかご入れておいたら盗まれてしまったのです。それで仕方なく、帰りは持っていた傘をさして運転したという次第です。まさか雨合羽を盗まれるとは思いませんでした。

その後は自転車で駅まで行くことはやめ、徒歩にしました。結果的にはよい運動になったので良かったですが、あのとき車にはねられていたら、そんなことも言っていられません。

自分がけがをするならまだしも、他人を巻き込んでしまったら、なおさらです。自転車運転のマナーとして定められていることは、そういう危険性を排除するためのものですので、やはり守りたいものです。

しかし、アンケートの答えにもありますように、ついついやってしまうということがあるわけです。ぼくの例もそうですね。雨合羽が盗まれていなければ、そんなことはしませんでした。アンケートの回答者も同じだと思います。何か不測の事態が生じたため、やってしまったということでしょう。

ぼくら人間は、日常の決まったパターンの中で生活しているうちは、マナーやルールや法律を守ろうとするのです。ところが、非日常の、予測していなかった出来事が起きたときに、日常ではやらないことをやってしまうということでしょう。

もちろん、歩くルールブックみたいに意識が徹底していれば、非日常のときにもちゃんと日常の行動が取れるでしょう。マナー違反や法律違反を犯すこともないでしょう。でも、人間ってコンピュータのように、そんなに優秀ではありません。悲しいかな、ついうっかりとか、慌ててしまうとか、パニックになってしまうということはあるものです。

かといって、それで諦めてもいけません。自転車運転マナーは危険排除のために設けられているのですから、徹底していきたいものです。そのためには、記事の中にあったNPO法人自転車活用推進研究会理事の疋田智さんのコメントが重要だと思います。

ルールの理解もさることながら、まずは“自転車は車両”であるという意識を持つこと。自転車は歩行者とぶつかれば傷つける。最悪の場合、死亡事故に発展することもあります

自分がついマナー違反をしてしまったことで、誰かの命を奪ってしまっては、その方やご家族に申し開きもできません。「雨合羽を盗まれてしまったので、あなたのご家族の命を犠牲してしまいました」などと言い訳できません。

日常とは異なる不測の事態が起きたときは「つい」に走らず、深呼吸をして、最悪の場合を思い浮かべてから行動したいものです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*